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楽天市場「ご愛顧感謝デー(市場の日)」とは?毎月18日の仕組み・ポイント倍率と店舗の活用ノウハウを解説

2026.08.23

  • 楽天市場

楽天市場で毎月18日に開催される「ご愛顧感謝デー(市場の日)」は、会員ランクに応じてポイント倍率が上がる定例キャンペーンです。「5と0のつく日」ほど知名度は高くないものの、上位ランク会員=購買力の高いリピーターが集中的に動く日であり、店舗にとっては優良顧客を狙って販促を仕掛けられる貴重な機会です。本記事では、ご愛顧感謝デーの仕組み・ポイント倍率・他の定例イベントとの違いから、店舗が売上を伸ばすための実践ノウハウまでを解説します。

ご愛顧感謝デー(市場の日)とは?毎月18日開催の会員ランク別ポイントアップ企画

ご愛顧感謝デーとは

ご愛顧感謝デーとは、楽天市場が毎月18日に開催しているポイントアップキャンペーンです。「18日=いちばの日」の語呂合わせから「市場の日」とも呼ばれます。最大の特徴は、対象が楽天会員のうちゴールド・プラチナ・ダイヤモンドの上位ランク会員に限定されている点です。誰でも参加できる「5と0のつく日」と異なり、日頃から楽天市場を頻繁に利用しているロイヤルユーザーに向けた「感謝還元」の位置づけとなっています。

上位ランク会員は購入頻度・客単価ともに高い傾向があり、店舗側から見れば「買う意欲と実績のあるユーザーが、ポイント目当てに買い物のタイミングを合わせてくる日」です。国内EC市場は経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表)によると、2024年の物販系BtoC-EC市場規模が15兆2,194億円(前年比3.7%増)、EC化率9.78%と拡大を続けており、モール内の定例イベントをどう取り込むかが売上の伸びを左右します。

ポイント倍率・上限・エントリーの仕組み

ポイント倍率と上限

ご愛顧感謝デーの基本的な仕組みは次のとおりです(時期により変更される場合があるため、最新の条件は必ずキャンペーンページでご確認ください)。

  • 開催日:毎月18日(0:00〜23:59)
  • 対象者:ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド会員(要事前エントリー)
  • 倍率:通常分と合わせてゴールド会員は最大2倍、プラチナ会員は最大3倍、ダイヤモンド会員は最大4倍
  • 特典ポイント上限:ランクにかかわらず1,000ポイント程度に設定されるのが通例
  • 付与形式:特典分は期間限定ポイント

注意したいのは「エントリー必須」である点です。ユーザーがエントリーを忘れると特典が付かないため、店舗側がイベントを訴求する際は「要エントリー」の注記を添えるのが親切であり、クレーム防止にもなります。また、ポイント払い(ポイント利用分)も付与対象になる回が多いことが知られており、ポイントを貯め込んだ上位会員が高額商品を購入する後押しになっています。細かな条件は変わり得るため、店舗としては毎月のキャンペーン要項を確認したうえで販促を組み立てましょう。

前提となる会員ランクは、過去6ヶ月間のポイント獲得数と獲得回数で判定されます。目安として、ゴールドは700ポイント・7回以上、プラチナは2,000ポイント・15回以上、ダイヤモンドは4,000ポイント・30回以上に加えて楽天カードの保有が条件とされています(判定条件は変更される場合があるため最新の公式情報をご確認ください)。つまりご愛顧感謝デーの対象者は、半年間に何十回も楽天で買い物をしているヘビーユーザーです。楽天カード保有率も高いため、実際の購入時にはSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率が上乗せされ、体感の還元率はさらに高くなります。「18日に買うと得だ」と理解して行動しているユーザー層である、という解像度を持つことが店舗側の施策設計の出発点になります。

「5と0のつく日」「ワンダフルデー」との違いと使い分け

定例イベントの使い分け

楽天市場には毎月の定例ポイントイベントが複数あり、それぞれ対象と性格が異なります。代表的な3つを比較すると次のようになります。

  • 5と0のつく日(毎月5・10・15・20・25・30日):楽天カード利用者が対象の定番イベント。参加者の裾野が最も広く、月6回開催される。詳しくは楽天市場「5と0のつく日」の解説記事をご覧ください。
  • ワンダフルデー(毎月1日):全会員対象のポイント3倍企画。月初の購買を喚起する。仕組みはワンダフルデーの解説記事で詳しく解説しています。
  • ご愛顧感謝デー(毎月18日):上位ランク会員限定。参加者数は絞られるが、1人あたりの購買力が高い。

つまりご愛顧感謝デーは「量より質」のイベントです。新規獲得やセール的な集客には5と0のつく日が向く一方、18日はリピーター・高単価商材・ポイント利用での購入が動きやすい日と捉え、狙いを変えて販促を設計するのが基本的な使い分けになります。

月間で見ると、1日(ワンダフルデー)→5・10・15日(5と0のつく日)→18日(ご愛顧感謝デー)→20・25・30日(5と0のつく日)という流れで、ほぼ5日おきに「買う理由」が発生するのが楽天市場の構造です。加えて3ヶ月に一度の楽天スーパーSALEやお買い物マラソンが重なります。店舗側は「どのイベントでどの商品・どの顧客層を狙うか」をあらかじめ月間販促カレンダーに落とし込み、メルマガ・クーポン・広告の予算をイベントごとに配分しておくことで、場当たり的な値引きを避けながら山を作ることができます。

店舗がご愛顧感謝デーで売上を伸ばす実践ノウハウ

売上を伸ばす実践ノウハウ

ご愛顧感謝デーは楽天市場全体の企画のため、店舗が倍率原資を負担する必要はありません。店舗側の仕事は「18日に動くユーザーを自店舗に引き込む」ことです。実務では次の施策が有効です。

  • リピーター向けメルマガ・LINEの配信:18日の前日〜当日朝に、購入履歴のある顧客へ「本日はご愛顧感謝デー(要エントリー)」と案内する。上位会員はメルマガ経由の反応率が高い傾向があります。
  • 高単価・リピート商材の訴求:ポイント倍率の恩恵は購入金額が大きいほど実感されやすいため、まとめ買いセット・定期購入向け商材・ギフトなどを前面に出す。
  • クーポンの併用:ポイントアップに店舗クーポンを重ねると「今日買う理由」が強まり、転換率の底上げにつながります。金額はランク別上限(約1,000ポイント)を意識し、過剰な値引きは避けます。
  • RPP広告・アクセス対策の強化:18日はモール全体のアクセスが増えるため、検索連動型広告の入札や在庫の引き当てを事前に調整しておく。
  • イベント連動の売場づくり:トップページや商品ページに18日訴求バナーを設置し、エントリー導線を明示する。

ECサイトの購買行動調査で知られるBaymard Instituteの調査では、カート投入後に購入を完了しないカゴ落ち率は平均70%前後と報告されており、「今日買うべき理由」を明確に提示することが完了率の改善に直結します。ポイントアップ日はまさにその「理由」を用意できる日です。

実務の運用例としては、たとえば化粧品や健康食品のようなリピート商材を扱う店舗であれば、「17日夜にメルマガ・LINEで予告配信→18日朝にリマインド配信→商品ページ上部に『本日はご愛顧感謝デー(要エントリー)』のバナーを表示→まとめ買いセットに店舗クーポンを重ねる」という一連の動きをテンプレート化し、毎月18日に同じ型で回す方法が考えられます。毎月同じ型で運用することで配信作業が仕組み化され、開封率・クリック率・転換率の月次比較ができるようになり、改善点も見つけやすくなります。

活用時の注意点とチェックリスト

注意点とチェックリスト

最後に、ご愛顧感謝デーを販促に組み込む際の注意点をチェックリスト形式でまとめます。

  • キャンペーンの最新条件(倍率・上限・対象・エントリー要否)を毎月キャンペーンページで確認したか
  • 訴求物に「要エントリー」「上限あり」の注記を入れたか(景品表示法上の有利誤認を避けるため、確定していない倍率を断定表記しない)
  • 18日と「5と0のつく日(15日・20日)」が近接するため、月中の販促カレンダー全体で在庫・広告予算を配分したか
  • 特典分は期間限定ポイントである旨を理解し、問い合わせ対応を準備したか
  • 配信・バナー・クーポンの効果を翌月に振り返り、18日施策のPDCAを回しているか

効果測定の指標としては、18日の売上・アクセス数・転換率・客単価を「イベントのない平常日」と比較するのが基本です。全体売上だけを見ると広告やセールの影響と混ざってしまうため、「メルマガ経由の売上」「リピーター(2回目以上購入者)の売上」を分けて集計すると、ご愛顧感謝デー施策の純粋な効果が見えやすくなります。楽天RMSのアクセス分析や購買データを使い、最低でも3ヶ月は同じ指標で継続観測しましょう。1回の結果で判断せず、配信時間・件名・訴求商品を少しずつ変えて比較していくと、自店舗の顧客層に合った「18日の勝ちパターン」が固まっていきます。

ご愛顧感謝デーは派手さこそありませんが、優良顧客の来店が見込める「守りと育成」のイベントです。5と0のつく日・ワンダフルデーと組み合わせ、月間の販促カレンダーに組み込むことで、リピーター売上の底上げが期待できます。さらに中長期の視点では、18日に来店する上位ランク会員はレビュー投稿率や再購入率も高い傾向があるため、購入後のフォローメールでレビュー依頼や関連商品の案内を行い、LTV(顧客生涯価値)を高める起点として活用することもできます。「売って終わり」ではなく「優良顧客との関係を深める日」と捉えることが、競合店舗との差になります。

Semuis株式会社では、楽天市場をはじめとするECモールの運営支援・販促設計・広告運用を支援しています。「定例イベントを活かしきれていない」「販促カレンダーの設計から相談したい」という方は、ぜひお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

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