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楽天イーグルス感謝祭とは?開催時期・ポイントアップの仕組みと店舗が売上を伸ばす対策を解説

2026.08.24

  • 楽天市場

楽天市場では年間を通じて多くのポイントアップイベントが開催されますが、その中でも秋の風物詩ともいえるのが「楽天イーグルス感謝祭」です。お買い物マラソンのような買いまわりが不要で、期間中の購入合計金額に応じてポイントが最大5倍になるという、ユーザーにとって参加ハードルの低いイベントであり、店舗にとっては秋商戦・年末商戦の入り口で売上を作る重要な機会です。本記事では、楽天イーグルス感謝祭の仕組みと開催時期、他イベントとの違い、そして店舗側が売上を伸ばすための実務対策を解説します。

楽天イーグルス感謝祭とは?開催時期と基本の仕組み

楽天イーグルス感謝祭とは?

楽天イーグルス感謝祭とは、楽天グループが運営するプロ野球球団「東北楽天ゴールデンイーグルス」への応援に感謝する形で開催される、楽天市場の大型ポイントアップイベントです。プロ野球シーズンが終盤を迎える毎年10月〜11月頃に開催されるのが通例で、直近では2025年11月14日(金)10:00〜11月16日(日)23:59の約3日間で開催されました。

基本の仕組みはシンプルで、キャンペーンにエントリーのうえ、期間中の税込5,000円以上の買い物が対象となり、購入合計金額に応じてポイント倍率が上がります。SPUやショップ個別のポイントアップ、各種クーポンと組み合わせることで、告知上は「ポイント最大41倍」といった訴求が行われます。

EC市場全体で見ても、経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表)によると、2024年の国内BtoC-EC市場規模は26.1兆円と前年比5.1%増で拡大を続けており、モール内のイベントをきっかけとした購買行動はますます活発になっています。こうした大型イベントに合わせて施策を打てるかどうかが、店舗の売上の伸びを大きく左右します。

ポイントアップの仕組み:買いまわり不要・合計金額型

ポイントアップの仕組み

楽天イーグルス感謝祭の最大の特徴は、「買いまわり不要」で「期間中の購入合計金額」に応じてポイント倍率が決まる点です。2025年11月開催時の条件は次のとおりでした。

  • 合計5,000円(税込)以上:ポイント2倍(通常1倍+特典1倍)
  • 合計10,000円(税込)以上:ポイント3倍(通常1倍+特典2倍)
  • 合計40,000円(税込)以上:ポイント4倍(通常1倍+特典3倍)
  • 合計45,000円(税込)以上:ポイント5倍(通常1倍+特典4倍)

たとえば税込50,000円分を購入した場合、通常ポイント1倍(500ポイント)に加えて特典ポイント4倍分(税抜金額に対して付与)が上乗せされ、合計で2,000ポイント以上を獲得できる計算になります。ユーザーにとって「あと少し買い足せば倍率が上がる」という心理が働きやすく、店舗側はこの買い足し行動を取り込む商品設計が有効です。

特典ポイントの獲得上限は5,000ポイント(期間限定ポイント)で、注文日やショップが異なっていても期間中の購入金額はすべて合算されます。1ショップ・1アイテムの購入でも高額商品であれば一気に上位の倍率に到達できるため、単価の高い商品との相性が良いイベントです。また、エントリー前の購入はポイントアップの対象外となるため、ユーザー側はエントリーが必須です。なお、倍率の刻みや上限ポイント数は開催回ごとに変わる可能性があるため、最新のキャンペーンページ・RMSの案内で必ず確認してください。

お買い物マラソン・スーパーSALEとの違い

マラソン・スーパーSALEとの違い

楽天市場の代表的なイベントであるお買い物マラソンや楽天スーパーSALEは、複数ショップを買いまわることで倍率が上がる「買いまわり型」です。一方、イーグルス感謝祭は「合計金額型」であり、ユーザーの行動パターンが大きく異なります。

両者の違いを店舗目線で整理すると、(1)ポイント倍率の決まり方(ショップ数か合計金額か)、(2)売れやすい価格帯(低単価分散か高単価集中か)、(3)開催期間(マラソンは約1週間、感謝祭は約3日間)、(4)ユーザーの購買行動(計画的な買いまわりか、まとめ買い・単品高額購入か)の4点に集約されます。

買いまわり型では1,000円前後の「買いまわり要員」となる低単価商品がよく売れるのに対し、合計金額型のイーグルス感謝祭では、4万円・4.5万円という上位閾値を狙った高単価商品のまとめ買いや、家電・家具・美容機器などの単品高額購入が起こりやすくなります。つまり、マラソンと同じ品揃え・同じ訴求をそのまま流用するのではなく、「客単価を上げる」方向に企画を寄せることが攻略の鍵です。

また、開催期間が約3日間と短いことも特徴です。マラソンのように後半での追い上げがしにくいため、開始直後の初速で露出を確保する設計が求められます。日常的なポイント原資としてSPU(スーパーポイントアッププログラム)5と0のつく日と重なるスケジュールになることも多く、これらとの併用を前提にした訴求が有効です。

店舗が売上を伸ばすための準備・対策

店舗が売上を伸ばす準備・対策

店舗側の実務対策は、イベントの性質(合計金額型・短期決戦)から逆算して組み立てます。具体的には以下のチェックリストで準備を進めましょう。

  • 高単価セット・まとめ買い商品の造成:単品では5,000円に届かない商品は、セット品・複数個パックを用意して閾値超えを促す。4万円前後の商品はギフト・家電・定番人気品を中心に露出を強化する。
  • ショップ個別のポイント変倍・クーポン設定:イベント倍率に上乗せする形でショップ独自のポイントアップやクーポンを設定し、検索結果での比較優位を作る。原資はイベント経由の新規獲得とLTVで回収する設計にする。
  • 広告の事前設定:RPP広告はイベント期間中のCPC高騰を見込み、予算とキーワード入札を事前に調整する。開始直後のアクセス集中に合わせ、初日に予算が枯渇しないよう日予算を管理する。
  • 販促スケジュールの連動:イベント開始前にメルマガ・LINEで「エントリー開始」の告知を行い、お気に入り登録・買い物かご投入を促す。エントリー前の購入は対象外となるため、フライング購入を防ぐ意味でも事前告知が重要となる。
  • 在庫・配送体制の確認:短期間に注文が集中するため、在庫の引き当てと出荷リードタイムを確認し、翌日配送などの配送訴求を整えておく。

また、イベント本体のポイントアップ以外にも、開催回によっては「会員ランク別のポイント優待」「24時間限定の1dayクーポン」「何度でも使えるマルチクーポン」「ラスト5時間限定のポイントアップ特集」など、多数の連動企画が用意されます。これらの特集枠や検索経由の「ポイントUPアイテム」導線に自店舗の商品を乗せられるかどうかで露出量が大きく変わるため、RMSで案内される参加型企画は費用対効果を見ながら積極的に検討しましょう。特にラスト数時間の駆け込み需要は大きく、最終日の夜に向けたメルマガ・クーポンの再訴求は定番の勝ちパターンです。

特に重要なのは「イベント前の仕込み」です。期間が3日間しかない以上、期間中に施策を追加するのではなく、開始時点で商品ページ・価格・ポイント・広告がすべて整っている状態を作ることが成果を分けます。

楽天イーグルス感謝祭の注意点とよくある質問

注意点とよくある質問

最後に、店舗運営者が押さえておきたい注意点を整理します。

ポイント付与時期と原資の考え方:特典ポイントはキャンペーン終了の翌月15日頃に期間限定ポイントとして付与されます。ユーザーは付与されたポイントを翌月末までに消化する動きを取るため、イベント翌月〜翌々月に「ポイント消化需要」の山が来ることも見込んで販促計画を立てると、二次的な売上を取り込めます。

対象外条件の把握:送料・ラッピング料は対象金額に含まれず、クーポン適用後の金額で判定されます。また、2025年10月以降、楽天ふるさと納税の寄付は原則ポイント付与の対象外となりました。ゲーム機など転売対策の対象カテゴリーもあるため、自店舗の商材が対象になるかは開催回ごとのルールを確認してください。

開催予告への感度:開催時期は毎年固定ではなく、球団の成績や楽天グループのキャンペーン方針によって変動します。RMSのお知らせや楽天市場のイベントカレンダーを定期的に確認し、開催が発表されたら即座に準備に入れる体制を作っておきましょう。

ポイント原資の負担区分:イベント本体の特典ポイント(最大5倍分)は楽天側のキャンペーンとして付与されるため、店舗が直接原資を負担するものではありません。一方、ショップ個別のポイント変倍やクーポンは店舗負担です。「イベントの集客力に、どこまで自店舗の原資を上乗せするか」を、商品ごとの利益率と新規顧客獲得の価値から逆算して決めることが、値引き合戦に巻き込まれないための基本姿勢です。対象サービスには通常購入のほか楽天ブックス・楽天Kobo・定期購入(初回分)なども含まれるため、自店舗の販売形態が対象かどうかも確認しておきましょう。

楽天イーグルス感謝祭は、買いまわり不要という手軽さから参加ユーザーの裾野が広く、客単価を上げる設計さえできれば中小規模の店舗でも成果を出しやすいイベントです。年末商戦の前哨戦として、ぜひ計画的に活用してください。

Semuis株式会社では、楽天市場をはじめとするECモールの運営支援・広告運用・イベント対策を行っています。「イベントのたびに場当たり的な対応になっている」「ポイント原資の設計に自信がない」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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