BtoBマーケティング
5年で600社導入「タスカル」のコンテンツマーケティング型化とインバウンドリード1.6倍を実現
- <企業名>
- 株式会社Colors(タスカル)
- <業種>
- オンラインアシスタント
- <取り組み内容>
- コンテンツマーケティング、SNS(X)運用支援
サービス開始から5年で600社以上が導入するオンラインアシスタントサービス「タスカル」。Semuisでは4年にわたり、コンテンツマーケティング全般のご支援をさせていただいています。今回は、株式会社Colorsの代表取締役 角前様と、マーケティング担当マネージャーの坂本様に、取り組みのプロセスと成果についてお話を伺いました。
サイトのパワーを強化するために、オウンドメディアの記事量産から開始
ーお取り組みのきっかけは何でしたか?
角前:2019年にサービスを開始して、2020年にコロナ影響でオフラインの商談が一斉にストップしました。2020年半ば頃になっても経済活動が再開していなかったので、時間のかかる施策をコツコツやろうとのことで、まずはSEOの準備から始めました。
元々、検索エンジン周りやマーケティングはやっていたので、ある程度ベースの知見はあるけど、具体的な施策まで持ち込めていないところがありました。
そこで、記事作成やSEO周りからサポートしてもらえるパートナーさんを探していました。
ー具体的にどのような依頼をされましたか?
坂本:最初はオウンドメディアのライティングから始まりました。社内ではマーケターやライターがいなかったため、外部からライターを探す必要があり、Semuisさんにはコラム記事のキーワード選定から構成の作成、ディレクションもお願いさせていただく流れになりました。
角前:Semuisの山上さんに入ってもらって、「こうやったらいいんじゃないですか?」「そうしましょうか」みたいな形で進めてきたイメージですね。とりあえずチームを動かせる体制を作って練習する、みたいな感じでしたね。
ー実際に成果は実感できていますか?
坂本:実際、ご支援いただく前後で比較すると、Webリード数、オーガニック経由リード数ともに約160%の増加になっています。コラム本数が増え、検索順位が上がるに従って、オーガニック検索でもリードがどんどん取れるようになってきた印象はすごくあります。
事例記事はお客さまを安心させ、商談前後に成約率を高められるコンテンツ
ークライアント事例記事制作もご一緒して、注力してきました。どのような効果を感じていますか?
角前:事例記事は、お客さんが事前にチェックしている可能性があるので、サービスの一定の品質が証明できる「顧客に安心感を与えるコンテンツ」だと思っています。
事例コンテンツはリード獲得だけでなく商談でも使えるんですよね。営業資料の中に組み込まれて出るところもいい。実際にWebサイトに公開されているもので、「〜会社の事例が近いと思いますよ」みたいに提示すると、僕らが無理やり押すというより、ちゃんと信憑性のある事実として扱ってもらえるなと感じています。
あと、社内で参考資料としてお出しして、そのままお持ちいただくケースもあります。限られた商談時間の中で、全てのことをお伝えし切るのはやっぱり難しいですし。
事例コンテンツは成約率を上げていく材料としても有効だと感じています。
事例が増えてくるとだんだん解像度が上がります。お客様が「これは私のためのサービスだ」と、商談前から感じてもらえるようなコンテンツを、事例記事以外にも用意したいと思っています。
コンテンツの「監修・レビュー」と「型づくり」をしてくれるのがありがたい
ー自社ライターで内製していくことは考えませんでしたか?
坂本:自社のライターさんだけで進めるイメージは、最初からなかったかもしれないです。Semuisさんのライティングは、記事のクオリティがすごく高い印象だったので、社内のライターさんは採用しませんでした。自社の中で動かすイメージは全然なかったですね。
角前:タスカルのライターだけだと、僕らがいいと思う記事しか出せない。第三者的に見せるべきところを出して、書いた記事が評価されて、ユーザーさんに見合う必要がある。「コンスタントに合格点取れる記事」を社内で生み出せる設計ノウハウを、Semuisさんに入って監修してもらって、ある程度の型ができたところは安心してます。
角前:Semuisさんからの提案が、SEO記事だけでなく「ホワイトペーパーを増やしませんか?」「他の会社でこういうSNS運用でリード獲得しています」といった周辺のマーケティング施策にも広げていただいています。これまでの経験値や他社の実績を元に、定期的にレビューしていただけるので、広くマーケティングを相談できるパートナーとして、弊社にとっても欠かせない存在だと感じております。
コンテンツマーケティングの次のステージは商品開発
ー今後、弊社に期待することを教えてください!
角前:社内で運用体制を作るのが中長期的な目標なので、そのためには外部の方から知見を借りて、型にしていきたいです。事業フェーズが上がるに連れて、サポートのレベルやクオリティ、レイヤーも上げていただきたく、グレーのところを一緒に考えて組み立ててもらいたいですね。
特に、今後は、商品のバリエーションを増やしていきたいです。事例ベースや切り口ベースでご案内できるバリエーションが揃ってくると、よりサービスが強くなると感じています。Semuisさんとは、そこの深掘り作業を一緒にやっていきたいと思っています。