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ロジレス導入の進め方7ステップ|初期設定・マクロ・倉庫連携まで

ロジレス導入の進め方7ステップ

2026.10.03

  • EC業務

ロジレス(LOGILESS)は、受注〜出荷の大部分を自動化できるEC自動出荷システムです。ただし、その成果は導入時の設計でほぼ決まると言っても過言ではありません。準備不足のまま稼働すると、「結局手作業が残る」「在庫が合わない」「誤出荷が増えた」といった事態になりかねません。

この記事では、ロジレスの導入を7つのステップに分けて、やるべきこと・つまずきやすいポイントを解説します。ロジレスそのものの機能や料金はロジレス(LOGILESS)とは?機能・料金・連携先を徹底解説をご覧ください。

この記事でわかること

  • ロジレス導入の全体スケジュールと期間の目安
  • 7つのステップごとのやるべきこと
  • 自動出荷率を上げるマクロ設計のコツ
  • 本番稼働前のチェックリスト

ロジレス導入にかかる期間の目安

ロジレスの公式FAQでは、運用開始まで1〜2ヶ月の準備期間が推奨されています。販路の数、商品数、出荷ルールの複雑さ、倉庫の切り替え有無によって前後します。

ステップ 主な作業 目安期間
1. 現状整理・要件定義 業務フローの棚卸し、出荷ルールの洗い出し 1〜2週間
2. 倉庫の決定 自社出荷か外部倉庫か、倉庫選定・契約 1〜3週間(並行)
3. 商品マスタ登録 SKU・セット商品・同梱物の登録 1〜2週間
4. モール・カート連携 各販路のAPI連携、商品紐づけ 数日〜1週間
5. マクロ・出荷設定 配送方法、同梱、保留条件などの設定 1〜2週間
6. テスト出荷 少量出荷で連携・設定を検証 1週間前後
7. 本番稼働・定着 在庫確定・切替、例外対応の定着 稼働後1ヶ月程度

※期間はあくまで一般的な目安です。

ステップ1:現状の業務フローと出荷ルールを洗い出す

最初にやるべきことは、ロジレスの画面を触ることではなく、今の業務を紙に書き出すことです。

  • 販路(モール・カート)ごとの注文の流れ
  • 受注確認で人が見ているポイント(住所、決済、備考欄、ギフト指定など)
  • 同梱物・ノベルティ・チラシのルール
  • 配送方法の使い分け(メール便・宅配便・冷蔵など)
  • キャンセル・変更・返品の受付ルール
  • 出荷締め時間と、それに間に合わない注文の扱い

担当者の頭の中にある「暗黙ルール」をすべて言語化することが、後工程のマクロ設計の精度を決めます。

ステップ2:出荷体制(自社出荷 or 外部倉庫)を決める

ロジレスは自社出荷でも外部倉庫でも利用できます。外部倉庫に委託する場合は、ロジレスの運用実績がある倉庫を選ぶと立ち上がりがスムーズです。ロジレス社は400拠点以上の倉庫と取引があり、倉庫の紹介も受けられます。

倉庫を選ぶ際は、以下を確認しましょう。

  • ロジレスでの運用実績・対応件数
  • 保管料・作業費・配送料の単価
  • 出荷締め時間と、繁忙期のキャパシティ
  • ギフト包装・のし・同梱物の対応可否
  • 返品・不良品の処理フロー

ステップ3:商品マスタ・セット商品を登録する

導入で最もトラブルが起きやすいのが商品マスタです。

  • SKU単位の商品コードを統一する:モールごとにバラバラなコードをロジレス上の商品と正しく紐づける
  • セット商品の構成を明確にする:「AとBのセット」をどの単品在庫から引き当てるか
  • 同梱物・資材も商品として管理する:チラシ・ノベルティの在庫切れを防ぐ
  • JANコード・バーコードを整備する:倉庫での検品精度に直結

在庫管理の基本的な考え方はEC在庫管理の解説記事も参考にしてください。

ステップ4:モール・カートと連携する

楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング、Qoo10、Shopifyなど、販売チャネルとロジレスを連携します。ポイントは次のとおりです。

  • 各モールのAPI権限・ライセンスキーの発行手続きを早めに進める
  • モール側の注文ステータスとロジレスのステータスの対応関係を理解する
  • 在庫連携を「どのタイミングで」有効にするかを決める(切替前に有効にすると在庫が上書きされるリスク)
  • モールごとの配送方法・お届け日指定の設定をロジレスと揃える

ステップ5:マクロ・出荷ルールを設定する

ステップ1で洗い出したルールを、ロジレスのマクロ(条件+処理)として登録します。自動出荷率を左右する最重要工程です。

マクロ設計の5つのコツ

  1. まずは「保留にすべき注文」から定義する:止めるべき注文が流れてしまう事故が最も影響が大きい
  2. 1マクロ=1目的にする:複数の処理を1つに詰め込むと、修正時に影響範囲が読めなくなる
  3. 実行順序を意識する:同梱判定→配送方法判定のように、順番によって結果が変わる
  4. 期間限定のマクロには終了日を決める:セール用の同梱物ルールの消し忘れを防ぐ
  5. マクロ一覧を台帳化する:名前、目的、条件、処理、作成日、担当者を記録

よく使われるマクロの例

目的 条件の例 処理の例
同梱物の出し分け 初回購入/特定商品の購入 チラシ・サンプルを同梱商品として追加
配送方法の自動判定 商品サイズ・個数 メール便/宅配便を自動設定
まとめ出荷 同一顧客・同一住所の複数注文 同梱して1件で出荷
要確認注文の保留 備考欄に記載あり/離島住所など 保留にして担当者が確認
ギフト対応 ギフトフラグあり のし・メッセージカードの作業指示を付与

ステップ6:テスト出荷で検証する

いきなり全注文を流すのではなく、少量のテスト出荷で連携と設定を検証します。

  • 各モールからの受注取込が正しくできているか
  • マクロが意図どおりに動いているか(同梱物・配送方法・保留)
  • 倉庫に正しい出荷指示が届き、送り状が正しく発行されるか
  • 追跡番号がモールに戻り、発送メールが送られるか
  • 出荷後の在庫数が各モールに正しく反映されるか

ステップ7:本番稼働と運用の定着

本番稼働時に最も重要なのが在庫の確定と切り替えです。切替日を決めて実在庫を確定させ、その数値をロジレスに反映してから在庫連携を有効にします。実在庫の確定方法は実地棚卸のやり方5ステップも参考にしてください。

稼働後1ヶ月ほどは、例外受注の発生パターンを毎日確認し、マクロを追加・修正して自動出荷率を高めていきます。

本番稼働前チェックリスト

  • □ 現行の出荷ルールをすべて書き出し、マクロに反映した
  • □ 全SKU・セット商品・同梱物を登録し、モール商品と紐づけた
  • □ 各モール・カートの連携テストを完了した
  • □ 保留条件と、保留注文の確認担当・確認時刻を決めた
  • □ テスト出荷で受注〜出荷完了〜在庫反映まで確認した
  • □ 切替日の在庫確定方法と手順を倉庫と合意した
  • □ キャンセル・変更の締め時間を社内・倉庫で共有した
  • □ マクロ台帳・業務フロー図を作成した

導入でつまずかないために

ロジレス導入でつまずく原因の多くは、ツールの使い方ではなく業務整理とルール設計にあります。OMS・WMS導入時に起きがちな問題はOMS・WMS導入で起きること7選|よくある失敗と対策で詳しく解説しています。

「社内に設定できる人がいない」「通常業務と並行して導入する余裕がない」という場合は、導入支援・運用代行を活用するのも有効です。依頼できる業務範囲や会社の選び方はロジレスの運用代行とは?依頼できる業務・注意点と代行会社4選をご覧ください。

ロジレスの導入・初期設定を代行します

Semuisでは、業務フローの整理から商品マスタ設計、モール連携、マクロ設計、テスト出荷、本番稼働後の運用までをサポートします。まずは情報交換、お悩み相談からでもお気軽に。

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