Yahoo!ショッピング「5のつく日」とは?仕組みと出店者が売上を伸ばす活用ノウハウを解説
2026.08.21
- EC業務
Yahoo!ショッピングで売上を伸ばすうえで欠かせないのが、毎月5日・15日・25日に開催される定例キャンペーン「5のつく日」です。ユーザーのあいだでは「Yahoo!ショッピングで買うなら5のつく日」という購買習慣が定着しており、出店者にとっては1カ月のうちアクセスと転換率が跳ね上がる「買われる日」となっています。
本記事では、5のつく日の仕組みとポイント付与の基本、出店者にとっての意味と費用負担、売上を最大化するための準備と当日施策、他キャンペーンとの組み合わせ方を、EC運営支援を行うSemuis株式会社が解説します。
「5のつく日」とは?仕組みとポイント付与の基本

「5のつく日」とは、毎月5日・15日・25日の0時から23時59分まで開催される、Yahoo!ショッピングの定例ポイントアップキャンペーンです。ユーザーはキャンペーンページでエントリーしたうえで対象の決済方法(PayPay支払い等)で購入すると、通常分に加えてPayPayポイント(期間限定)が上乗せ付与されます。上乗せ率は近年+4%程度で運用されていますが、付与率・付与上限・対象決済・対象外条件は改定が多いため、必ず最新のキャンペーンページで確認してください。
直近でも制度変更が続いており、2026年7月からは「ヤフーショッピング商品券」での支払い分が順次ポイントアップの対象外となりました。また、LYPプレミアム会員には別途の上乗せ特典(いつでも+2%等)があり、5のつく日と重なることで実質還元率がさらに高まる構造です。こうした「特典の重ね掛け」を理解しているヘビーユーザーほど、購入を5のつく日に寄せる傾向があります。
経済産業省の「令和6年度電子商取引に関する市場調査」(2025年8月公表)によると、2024年の国内BtoC-EC市場は26.1兆円と前年比5.1%の成長が続いており、ポイント経済圏を軸としたモール間の競争は激化しています。Yahoo!ショッピングにおいて5のつく日は、PayPay経済圏のユーザーを店舗に呼び込む最大の定例接点といえます。
出店者にとっての意味と費用負担の考え方

出店者にとって重要なのは、5のつく日の上乗せポイントの原資は基本的にLINEヤフー側が負担するキャンペーンだという点です。つまり店舗は追加費用を払わなくても、モール全体の集客増の恩恵を受けられます。この点で、店舗がポイント原資を負担して還元率を上げるボーナスストアPlusのような「店舗負担型」の施策とは性質が異なります。両者を混同せず、「モール負担の追い風が吹く日」に「店舗負担の施策をどこまで上乗せするか」という順序で販促を設計するのがポイントです。
実際、5のつく日はアクセス数だけでなく転換率も上がりやすい日です。「買うものは決まっているが、ポイントが多い日まで待つ」というカゴ保留のユーザーが一斉に購入へ動くためです。カート投入後の離脱(カゴ落ち)は平均約7割にのぼるとされますが(Baymard Institute調べ)、5のつく日はこの「保留在庫」が解放されるタイミングであり、月内の売上が特定日に集中する山型の売上カーブを前提に、在庫・広告・人員を配置する必要があります。
売上を最大化する事前準備と当日施策

5のつく日の成果は、前日までの準備でほぼ決まります。実務では次のチェックリストで確認しましょう。
【前日までの準備】
・売れ筋商品の在庫を積み増す(欠品は検索順位にも悪影響)
・ストアクーポンやセール価格の適用期間を5のつく日に合わせて設定する
・検索経由の流入を最大化するため、商品名・キャッチコピーを見直す(Yahoo!ショッピングのSEO対策は商品スコアの改善が軸になります)
・ストアニュースレターやLINE等で「5のつく日に買うとお得」という事前告知を配信する
【当日の施策】
・トップページやおすすめ枠をセール仕様に切り替える
・アイテムリーチ広告などの運用型広告の予算を当日に厚めに配分する
・注文集中に備えて出荷体制を整え、発送リードタイムを守る(配送品質は優良ストアの評価にも関わります)
特に広告予算の日別配分は効果が大きく、月の広告費を均等に消化するのではなく、5のつく日やイベント日に寄せて投下するだけでROASが改善するケースは少なくありません。
他のキャンペーンとの組み合わせとまとめ

5のつく日は単体で使うのではなく、他の企画と組み合わせて月間の販促カレンダーに落とし込むことで真価を発揮します。代表的な組み合わせは次のとおりです。
・ボーナスストアPlus×5のつく日:店舗負担の還元率上乗せを5のつく日に重ね、検索結果やキャンペーンページでの訴求力を最大化する
・超PayPay祭などの大型企画×5のつく日:開催期間が重なる場合は還元率が大きく積み上がるため、最重要販売日として在庫と広告を集中させる
・日曜日企画との使い分け:曜日系の企画と5のつく日が近接する月は、ユーザーの購買がどちらに寄るかを過去実績から見極めて配分する
注意点として、キャンペーンの名称・還元条件は頻繁に見直されるため、販促計画は毎月、Yahoo!ショッピングの出店者向け情報とキャンペーンページで最新条件を確認したうえで確定させてください。
5のつく日は「モールが集客してくれる日」を最大限に活かす、Yahoo!ショッピング運営の基本施策です。一方で、還元制度の変更が多く、広告・クーポン・在庫を含めた総合的な設計には経験も求められます。Semuis株式会社では、Yahoo!ショッピングをはじめとするECモールの販促設計・運用代行を支援しています。売上の伸び悩みにお悩みの方は、ぜひお問い合わせページからお気軽にご相談ください。

Semuis株式会社 代表取締役。BtoBマーケティング・セールス支援、ECコンサルティング、BPO、リスキリング事業を展開。まだ世に広まっていない優良企業の発掘と、挑戦欲の高い個人の成長に貢献することにコミット。趣味はブラジル音楽と筋トレ、読書など。note→ https://note.com/yamakami_semuis
