ステップメールとは?楽天市場で売上を伸ばす自動メール配信の仕組みと活用法を解説
2026.06.30
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楽天市場の運営では、新規のお客様を集めることと同じくらい、一度ご購入いただいたお客様との関係を育てることが大切です。そこで役立つのが「ステップメール」です。あらかじめ用意したメールを、購入や登録などのタイミングを起点に、決めた順番・間隔で自動的に届ける仕組みのことを指します。広告費をかけて新規を集め続けるだけでは利益が伸び悩みやすいなかで、すでに自店を知っているお客様へ丁寧に働きかけられるステップメールは、費用対効果の高い施策として注目されています。この記事では、ステップメールの基本的な意味から仕組み、楽天市場での具体的な活用ポイント、メリットと注意点、よくある質問までを、EC事業者の方に向けてわかりやすく解説します。
ステップメールとは?
ステップメールとは、ある行動(購入・会員登録・初回問い合わせなど)をきっかけに、複数のメールをあらかじめ設定したスケジュールに沿って段階的に配信する仕組みのことです。「1通目は購入の翌日にお礼メール」「3通目は5日後に使い方の案内」といったように、ステップ(段階)を踏んで自動で届くため、この名前で呼ばれています。
一斉に同じ内容を送る通常のメルマガ(R-Mailなど)とは異なり、ステップメールは「お客様一人ひとりの起点日」を基準に配信される点が特徴です。つまり、いつ購入したお客様であっても、その人にとって最適なタイミングで同じ流れのメッセージが届きます。たとえば1月に購入した方にも6月に購入した方にも、それぞれの購入日を起点として同じシナリオが順番に届くということです。手作業で毎回送る必要がないため、店舗運営の負担を抑えながら、お客様との接点を継続的に持てる施策として広く使われています。
ステップメールの仕組み・詳細
起点(トリガー)と配信スケジュール
ステップメールは「起点(トリガー)」と「配信間隔」の2つで設計します。起点とは配信を始めるきっかけのことで、商品購入やメルマガ登録などがこれにあたります。その起点日を「0日目」として、「1日後」「3日後」「7日後」のように相対的なタイミングでメールを並べていきます。お客様が起点となる行動をした時点から自動でカウントが始まるため、配信担当者がカレンダーを見ながら日付を指定する必要はありません。一度シナリオを組んでおけば、あとは対象となるお客様が増えるたびに、それぞれのタイミングで配信が走り続けます。
シナリオ設計(メールの流れ)
複数通のメールをどんな順番・内容で送るかを設計したものを「シナリオ」と呼びます。たとえば購入後なら、1通目で感謝を伝え、2通目で商品の使い方やお手入れ方法を案内し、3通目で関連商品やレビュー投稿のお願いをする、といった流れです。大切なのは、売り込みばかりを並べないことです。お客様にとって役立つ情報を先に届け、信頼が高まったところで次の購入を提案する、という順序を意識すると、解除されにくく読み続けてもらいやすいシナリオになります。お客様の気持ちの変化に沿って組み立てることが、成果を左右する重要なポイントです。
配信に使うツール
楽天市場では、店舗運営システムであるRMSのメール配信機能や、外部のメール配信ツールを利用してステップメールを実現するのが一般的です。購入者情報と連携させることで、注文をきっかけにした自動配信を組みやすくなります。ツールによっては、開封率やクリック率といった反応を計測できるものもあり、どのメールが読まれているかを確認しながら改善できます。なお、利用できる機能や送信できる範囲、配信できる対象はプランやツールによって異なるため、事前の確認をおすすめします。
楽天市場での活用ポイント・具体例
楽天市場でステップメールを活用する代表的な場面は「購入後のフォロー」です。たとえば食品を扱う店舗であれば、購入翌日に「お礼とお届け予定のご案内」、4日後に「おすすめの食べ方レシピ」、10日後に「リピート購入向けクーポンのご案内」という3通のシナリオを組むイメージです。お客様が商品を受け取り、使い、もう一度ほしくなるタイミングに合わせて情報を届けられます。消耗品やリピート性の高い商材ほど、この「次に欲しくなる頃」を狙った配信が効果を発揮しやすい傾向があります。
効果のイメージとして、フォローを何もしない場合のリピート率がたとえば10%程度だとすると、こうしたステップメールを丁寧に設計することで十数%程度まで高まる、といったケースも考えられます。仮に月間1,000件の注文がある店舗で再購入率が数ポイント改善すれば、それだけで毎月数十件の追加注文につながる計算になります。あくまで商材やお客様層によって変わる目安であり、すべての店舗で同じ成果が出るわけではありませんが、「送りっぱなしにしない」工夫が再購入のきっかけになりやすいと言えます。
また、3通目あたりでレビュー投稿をお願いするメールを入れておくと、レビュー数の増加にもつながりやすくなります。レビューは検索順位や購入の後押しに影響する重要な要素のため、ステップメールの一部に組み込む価値は大きいと考えられます。商品が手元に届き、使い終わった頃を見計らって依頼することで、具体的な感想を書いてもらいやすくなる点もメリットです。
メリットと注意点
- メリット:自動化で運営負担を軽減 一度シナリオを設定すれば、その後は自動で配信されるため、日々の手作業を大きく減らせます。
- メリット:タイミングが最適化される お客様ごとの起点日を基準に届くため、一人ひとりに合った時機で接点を持てます。
- メリット:リピートやレビューにつながりやすい 購入後の丁寧なフォローが、再購入やレビュー投稿のきっかけになります。
- 注意点:配信頻度に配慮する メールが多すぎると、かえって解除や敬遠につながります。間隔と通数のバランスが大切です。
- 注意点:ルールやガイドラインの順守 楽天市場のメール配信に関する規約や、特定電子メール法などのルールを守る必要があります。
- 注意点:内容の定期的な見直し 季節やキャンペーンに合わせて文面を更新しないと、情報が古くなり効果が下がることがあります。
よくある質問
Q1. ステップメールと通常のメルマガは何が違いますか?
メルマガは登録者全員へ同じ内容を同じ日に一斉配信するのが基本です。一方ステップメールは、お客様ごとの起点日を基準に、決めた順番と間隔で自動配信されます。新着情報やセール告知には一斉配信のメルマガ、購入後の継続的なフォローにはステップメール、というように役割を分けて使うのがおすすめです。
Q2. 何通くらい用意すればよいですか?
目的によりますが、購入後フォローであれば、まずは3通程度から始めるのが取り組みやすい目安です。いきなり多くの通数を用意すると運用が大変になりやすいため、少なく始めて反応を見ながら通数や内容を調整していくとよいでしょう。
Q3. 専門知識がなくても設定できますか?
RMSや配信ツールの管理画面から設定できるため、基本的な操作ができれば対応可能です。ただし成果を高めるシナリオ設計や文面の作り込みには工夫が必要なため、思うように成果が出ない、時間が取れないといった場合は専門家に相談するのも一つの方法です。
まとめ
ステップメールは、購入や登録を起点に、あらかじめ用意したメールを段階的に自動配信する仕組みです。楽天市場では、購入後のフォローやレビュー依頼、リピート促進などに活用でき、運営の手間を抑えながらお客様との関係を育てられます。まずは購入後フォローの3通から、お客様の気持ちの流れに沿ったシナリオを設計してみてはいかがでしょうか。役立つ情報を先に届けること、配信頻度やルールへの配慮を忘れないこと、そして反応を見ながら継続的に内容を見直していくことが、着実な成果につながります。
楽天市場の運用や広告でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

Semuis株式会社 代表取締役。BtoBマーケティング・セールス支援、ECコンサルティング、BPO、リスキリング事業を展開。まだ世に広まっていない優良企業の発掘と、挑戦欲の高い個人の成長に貢献することにコミット。趣味はブラジル音楽と筋トレ、読書など。note→ https://note.com/yamakami_semuis
