同梱物施策とは?楽天市場でリピート率とレビューを高める同梱物の作り方と活用法を解説
2026.07.08
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楽天市場で商品を購入したお客様に、次もまた買っていただくためには、商品を届けたあとの体験づくりが欠かせません。その代表的な手段が「同梱物施策」です。同梱物は広告のように大きな費用をかけずに始められ、リピート率やレビュー獲得の改善につながりやすい取り組みとして、多くの店舗が活用しています。この記事では、同梱物施策の基本的な意味から、楽天市場での具体的な活用方法、メリットと注意点までをわかりやすく解説します。
同梱物施策とは?
同梱物施策とは、お客様に発送する商品の梱包の中に、サンクスカードやチラシ、クーポン、サンプルなどを一緒に封入し、再購入やレビュー投稿、ファン化を促すマーケティング手法のことです。「同梱物」は文字どおり商品と一緒に梱包されて届くもの全般を指し、これを戦略的に設計して売上や顧客との関係づくりに活かす取り組みを同梱物施策と呼びます。
広告が「新しいお客様に出会うための施策」だとすれば、同梱物施策は「一度買ってくださったお客様との関係を深めるための施策」です。すでに購入という行動を起こしたお客様に届くため、メッセージが読まれやすく、費用対効果が高くなりやすい点が特徴です。
同梱物施策の仕組み・詳細
代表的な同梱物の種類
同梱物にはさまざまな種類があります。感謝の気持ちを伝える「サンクスカード」、次回使えるクーポンを載せた「リピート促進チラシ」、商品の使い方や活用法をまとめた「取扱いガイド」、別商品を紹介する「カタログ・チラシ」、無料で試してもらう「サンプル」などが代表例です。目的に応じてこれらを組み合わせて封入します。
お客様の行動を後押しする流れ
同梱物は、商品を開封した瞬間という「気持ちが高まっているタイミング」でお客様の目に触れます。この瞬間にサンクスカードで好印象を持っていただき、クーポンで再購入のきっかけをつくり、レビュー依頼で口コミ投稿を促す、という流れを設計するのが基本です。開封体験全体をひとつの接点として捉えることがポイントになります。
コストと効果の考え方
同梱物は1点あたり数円から数十円程度で用意できることが多く、広告費と比べて低コストで始められます。すでに送料をかけて発送する荷物に同封するため、追加の配送コストがかからない点も利点です。あくまで目安ですが、印刷物1枚を数円で封入するだけでも、再購入やレビュー獲得につながれば十分に元が取れる施策といえます。
楽天市場での活用ポイント・具体例
楽天市場では、レビューが商品の検索順位や購入率に影響しやすいため、同梱物を使ったレビュー依頼が特に有効です。たとえば、サンクスカードに「レビューを投稿いただいた方に次回使える100円クーポンをプレゼント」といった案内を載せると、レビュー投稿率の向上が期待できます。仮にレビュー投稿率が2%から5%に改善すれば、月間1,000件の注文がある店舗ではレビュー数が月20件から50件へと増える計算になります(あくまで目安です)。
また、リピート率の改善にも役立ちます。一般的にEC全体では、新規顧客の獲得コストは既存顧客の維持コストより高くつくとされており、同梱クーポンで再購入を促すことは効率的です。たとえば、初回購入者に「2回目のご購入で使える500円クーポン(有効期限30日)」を同梱し、リピート率が10%から13%へ高まれば、月1,000人の新規購入者のうち再購入者が月100人から130人へ増える見込みとなります(数値は目安です)。楽天市場のR-Mail(メルマガ)やクーポン施策と組み合わせると、さらに効果を高めやすくなります。
メリットと注意点
- 低コストで始められる:広告と比べて少額から実施でき、既存の発送に同封するため追加の配送費がかかりません。
- リピート率・レビュー獲得につながりやすい:購入直後の高い関心のタイミングでアプローチできます。
- ブランドのファン化を促せる:手書き風のメッセージなどで店舗の想いを伝え、関係性を深められます。
- 景品表示法・楽天のルールに注意:クーポンや特典を案内する際は、過度な表現や規約違反にならないよう確認が必要です。特にレビュー依頼は、対価と引き換えに高評価を求める内容にならないよう配慮しましょう。
- 封入の手間とミスに注意:点数が増えると封入漏れや入れ間違いが起こりやすくなるため、作業フローの整備が欠かせません。
よくある質問
Q1. 同梱物施策はどんな商品でも効果がありますか?
リピート購入が見込まれる消耗品や食品、コスメなどは特に効果が出やすい傾向があります。一方、購入頻度が低い商品でも、レビュー獲得やブランド認知の向上には役立つため、目的を絞って取り組む価値があります。
Q2. レビュー依頼を同梱するとき、気をつけることはありますか?
「高評価をお願いします」といった特定の評価を誘導する表現や、特典と引き換えに高評価を求める案内は避けましょう。楽天市場の規約や関連法令に沿い、率直な感想を募る形にすることが大切です。
Q3. 効果はどのように測定すればよいですか?
同梱クーポンに専用のクーポンコードを設定し、その利用数を追うことで再購入への貢献を把握できます。レビュー依頼カードを入れた期間とそうでない期間のレビュー投稿数を比較する方法も有効です。
まとめ
同梱物施策は、商品と一緒にサンクスカードやクーポン、レビュー依頼などを届けることで、リピート率やレビュー獲得を高める費用対効果の高い取り組みです。楽天市場では、レビューが検索順位や購入率に影響しやすいため、同梱物を活用したレビュー依頼やクーポンによる再購入促進が特に有効です。低コストで始められる一方、景品表示法や楽天の規約への配慮、封入作業の管理も欠かせません。まずは小さく試し、効果を測定しながら改善を重ねていくことをおすすめします。
楽天市場の運用や広告でお困りの際は、お気軽にご相談ください。

Semuis株式会社 代表取締役。BtoBマーケティング・セールス支援、ECコンサルティング、BPO、リスキリング事業を展開。まだ世に広まっていない優良企業の発掘と、挑戦欲の高い個人の成長に貢献することにコミット。趣味はブラジル音楽と筋トレ、読書など。note→ https://note.com/yamakami_semuis
